映画「ボヘミアン・ラプソディ」から学ぶ英語
クィーンの軌跡を描いた映画「ボヘミアン・ラプソディ」皆さんはもうすでに観ましたか?
ついに興行収入100億円を突破したこの映画は、2018年11月に公開されたにもかかわらず、年明けた今になっても人気が衰えるどころかどんどん興行収入が上がっているという昨今まれにみる大ヒット映画です!
さて今回は映画の感想ではなく、映画のタイトルでもある「ボヘミアン・ラプソディ」という曲の歌詞を和訳しながらイギリス英語を学んでいこう!という試みです。
再生回数はなんと8億回越え!PVのサムネでもある4人の顔にライトが当たっている絵は色々パロディネタにもなっているので、見たこともある人も多いと思います。
ちなみにこの曲は有名なので、日本語歌詞は探したらすぐに出てくるのですが、私は大胆にも(?)この難しい曲の和訳に挑戦したいと思います!
それでは歌詞をどうぞ!
Is this just fantasy?
Caught in a landslide
No escape from reality
Open your eyes
Look up to the skies and see
I'm just a poor boy, I need no sympathy
Because I'm easy come, easy go
A little high, little low
Anyway the wind blows, doesn't really matter to me, to me
Put a gun against his head
Pulled my trigger, now he's dead
Mama, life had just begun
But now I've gone and thrown it all away
Mama, oh oh
Didn't mean to make you cry
If I'm not back again this time tomorrow
Carry on, carry on, as if nothing really matters
Sends shivers down my spine
Body's aching all the time
Goodbye everybody I've got to go
Gotta leave you all behind and face the truth
Mama, oh oh (anyway the wind blows)
I don't want to die
Sometimes wish I'd never been born at all
Key Phrases
- Too late
"Too late to ~"で「~するには遅すぎる」という意味です。
私は「もう手遅れだ」と訳しました。
ex) You're too late to start studying now on the day before the exam!
試験前日に勉強始めてももう遅いよ
- I've got to go
"I've got to ~" ≒ "I have to ~"と考えてよいでしょう。「~しなくちゃ」という意味です。
口語でしか使いません。さらに言うと、"I've got to ~ "を略して"I gotta ~"という風に使うことが多いです。ちなみに発音ですが、「アィガラ」と言うとかなりネイティブっぽく聞こえますよ。
ex) Sorry, I gotta go. ごめんもう行かなくっちゃ。
- Sometimes wish I'd never been born at all
高校で学ぶ"I wish"を使う仮定法過去の文です。生まれてこなかったら~というのは100%現実に反しているので仮定法を使っているのですね。
ちなみに活用はbear-bore-borne[born]です。
ex) I'm sure that his effort will bear fruit.
彼の努力が実を結ぶと私は確信している。
和訳解説
クィーンの曲で使われている単語のレベルって実はそんなに難しくなくて、きちんと勉強している学生さんだったら中学生でも大体の意味は分かると思います。
それにも関わらず、この曲は和訳が難しい。単語を直訳しただけでは意味をなさないからです。いわゆる隠喩表現が多いので、何を意味しているか解釈が必要なのです。
この曲は作詞したフレディが同性愛に目覚めた葛藤について書いた曲なんじゃないかという説が有力です。序盤の人を殺したという歌詞は同性愛に目覚める前の自分自身を殺したという解釈であり、確かに説得力があります。
でも、本人はこの説を否定していますし、メンバーもあえて語らないというスタンスを貫いているようなので、真相は闇の中ということですね。
さいごに
この「ボヘミアン・ラプソディ」という映画ですが、実は若者の間で人気になっているんです!私もこの映画を見るまではクィーンファンというわけではなかったのですが、一度見たらドはまり!私みたいなライト層が楽しめる映画なんですね。
曲も素晴らしいし、最後のライブエイドのシーンは映画館の大きなスクリーンで見ると、自分が観客になったかのような錯覚を覚えるほどリアルな再現になっています!
2月いっぱいは上映すると思いますので、まだ観てない方はぜひこの機会に観に行ってみてください!